MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館

長さおよそ５メートルの鉄のチェーンを各々がザックに入れて担ぎ、分け入った山中で頑丈そうな樹木に括りつける。
少し弛みを持って張られたそのチェーンの上でバランスを取りながら出来るだけ長い時間、落ちないように揺れ続ける。
我々はこれを「（山）チェーンサーフィン」と呼んでいる。
この一見無意味な運動は、重力によって人間を大地につなぎ留めようとする大きな力とのせめぎ合いであり、じゃれ合いでもある。
ある意味においては自然と人間の相撲とも言える。

今回のプランでは池郷川の淵の水上にチェーンを渡し、これまでで最長の長さ（20m程度）且つ、初めて水上で試みる。
鑑賞者はQRコードによってその実演を映像として鑑賞する。