MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館




08
Superposition

「superposition」とは、複数の状態が重ね合わせで共に存在すること。
この展示では、現実とifの歴史とが重なり混ざり合う間(あわい)の空間を、修験道の開祖・役行者によって開かれた池神社のほとりに顕現させる。
その歴史とは、「もしも明治元年に神仏分離令が発せられなかったら?」というひとつの「if」から分岐する、いまとは少しだけ異なる別の世界線。
境界をくぐり、修験道が人々の生活や価値観に根付く世界線の気配や痕跡から、私たちが生きる「いま」との違いや共通点、そしてあったかもしれない可能性と、またこれから先に選び得る可能性を想起させる。

 

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