MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館




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A Garden of Prosthesis/Thanatosis

この《庭》は、人間が樹木のための《義肢》となり、肉体が樹体の一部となることを誘発する。
下北山村周辺の地域は、樹木などにも神仏を見出し、《擬死再生》(生まれ直し)を目指す修験道と深い関係をもつ霊的な場である。そこにおいて、この作品は、人間中心主義的な定義を反転し、人間の肉体が樹木の肉体に《接木》され、キメラとなり、折衝しながら共存する《義肢/擬死の庭》の生成を試みる。

 

制作協力:安田伸裕(義肢装具士/義肢デザイナー)

ARTIST